費用軽減効果と注意点

純正品のトナーの外装部を再利用から、より低価格での販売で人気を博すリサイクルトナーは、数字上の確かな費用軽減効果が約束された消耗品に違いありませんが、実際の継続的あるいは全社内的な導入に際しては、コスト面以外の複数の視点からの総合的な検証が欠かせません。

特に非純正トナーカートリッジに関するリスクやデメリットを伝える情報は数多く、それら全てを鵜呑みにする、もしくは無視する、どちらの判断も正しいとは言えませんが、冷静な判断を通じ、より安全確実な経費削減効果を確保する姿勢が求められます。

例えば経理処理上の消耗品に費やす費用が削減出来たにせよ、それに伴いプリントアウトした書面の画質に劣化や問題が生じ、間接的に利益率の低下に繋がってしまえば、本当の意味でのプラスの効果とは言えません。これまで純正品に拘って品質優先で購入を続けていたスタイルから、経費削減優先でいわゆるリサイクル品に切り替えればそれだけで大きな費用抑制効果が得られますが、ここでも「どの業者から仕入れるのか」なる選択作業が見過ごせません。

トナーカートリッジの仕入れ先の見極めに関しても、たとえばトナー以外の関連アイテムの仕入れも含め、窓口を1本化する事で、小さくとも毎回の発注時の送料負担の軽減が叶うなど、着目すべきポイントは少なくありません。